天使の息子がひとりいます。

天使の息子がひとりいます。

2016年3月、最愛の息子は1歳9ヶ月で突然この世を去りました。それまでと、それから。いろんな思いを綴ります。

明日退院です

予定日より二週間早く生まれたので、

退院してもまだ予定日じゃない不思議。

上げ膳据え膳の生活も今日でおしまい・・・

 

母乳も長男のときのようにじゃぶじゃぶ出てき始めて、

張ってくる感覚、湧いてくる感覚、

吸われるときの感覚や肌のあたたかさ、

懐かしくていとおしくて涙が出ます。

やっぱり長男に会いたくなって、

入院している部屋で泣いたりしましたが、

それでもわたしは今幸せです。

 

産院全体がとても温かくて、

全く外の寒さを感じない数日間だったので、

明日は次男をしっかりくるんで家に帰りたいと思います。

里帰りはしないので、宅配や冷食、家電フル活用の手抜き家事、

あとは夫の頑張りでしばらく日々を過ごすつもりです。

 

まだ身体がガタガタです。

ダラダラ横になりながら、

そのうち備忘録的な出産レポートを記事にしようと思います。

さあ今夜は寝てくれるかな?どれくらい泣くかな?

38w0d次男が生まれました

出産の日が来るまで「お腹の張り」すらわからず、

しかも定期的なお腹の張り(痛くない)→

破水→やっと陣痛(激痛で吐きまくり)という、

劇的な経過をたどった初産に比べると。

今回はずいぶん前から張りはあるし、

お尻にぐっと響く前駆陣痛っぽいものも来ていて、

健診で子宮口の開きと赤ちゃんが下がっていることも言われていて、

今か今かと緊張せずにはいられません。

長男は予定日の二日前、39w5dで誕生しましたが、

今回はあと10日以上も持つとは思えなくて・・・


なんて文章を書いていたら、

あれよあれよと陣痛がきて本日生まれました。

13:09、2935gの元気な男の子です。

産院に到着してからわずか30分の、超スピード安産でした。

今日は疲れたのでまた改めて記事を上げますね。

カテゴリも近いうちに変更します。

それでは、モヤさま見ながら寝ます。

おやすみなさい。

レインボーベビー?

赤ちゃんて本当に可愛いですね。

まだ笑うことを知らない月齢の子でも、すごく可愛い。

あれがわたしのお腹にも入ってるなんて、

二度めなのによくわからない。

顔を見るまでは、母親にだって実感はあまりないものです。

 

昨日買い物に出かけたら、

エレベーターで赤ちゃん連れの女性と乗り合わせました。

ベビーカーからじっとこちらを見ているその子がとても可愛くて、

思わずニコニコ(ニヤニヤ?)してしまいました。

まだ二ヶ月だそうで、うちの次男と同い年だなと嬉しくなりました。

 

長男を亡くして、まだ次男を授かっていないときだったら、

きっととてもつらかったでしょう。

あなたとあなたの子どもには未来があっていいな、

わたしにはもう何もないのに。

そう思うだけだったのに違いありません。

赤ちゃんを可愛いと思う気持ち、それ自体、

次男が取り戻してくれたんだなぁと思いました。

 

そしてタイトルの。

生まれてくる次男は、わたしたち夫婦の、

レインボーベビーなのだろうか?

レインボーベビーとは、

流死産や新生児死、乳児期に亡くなってしまった子の、

次に無事、地上に生を受けた子。

長男が亡くなったのは一歳九ヶ月のとき。

もう乳児期ではなく、幼児期です。

だからきっと、厳密に言えば違うのでしょう。

歩けなかったし、おっぱいだって飲んでいたけれども。

でも、灰色の世界に現れた虹、希望の光、

そういう気持ちの面では、

次男は確実にレインボーベビーです。

 

ここ数日、明らかにお腹が下がってきて、

お腹の張りも頻繁、そして強いです。

張っているときにお尻の方に響く感じもしてきました。

ああ、これが強くなるといきみたくなるんだよなぁ、

って懐かしく思い出したり。

今日の健診でも、次男の推定体重は一気に3000を超え、

(下がりすぎてエコーにうまく写らず、

誤差もありそうと先生がおっしゃってました)

子宮口は二センチ開と、着々と出産準備が整ってきているようです。

 

今日帰宅してから、なんだかとてもだるくて・・・

ソファで横になりうとうと眠ってしまいました。

いつもと違うのは子宮口を触る内診のせい?

グリグリ指を突っ込まれても全く痛くないのですが、

それでもなにか変化は起こっているのかな。

 

我が家待望のレインボーベビー。

お誕生日はいつでしょう^^

37w0d正産期に入りました

まだ見ぬ次男はどんな子なんだろう?

頭が大きいことはわかってる。

性別もわかってる。

エコーでわかる範囲の体の異常がないことも。

 

でもやっぱり、生まれてみるまでわからないことの方が多い。

あなたはどんな子かな?

 

長男は色素が薄くて、ぽちゃぽちゃむちむちしていて、

蒙古斑が腰にあって、お尻がぷりぷりでした。

足の薬指が少し内側に曲がっていたけど、

わたしも夫もそういう指の形だから大丈夫と言われました。

入院中はよく寝てくれて、ごはんもゆっくり食べられました。

退院してからは一日に20回くらいおっぱいをあげました。

眠れなくてつらかったけど、懐かしい。

 

その後の成長は前に書いた通りですが、

次男はどんなふうに生まれて、

どんなふうに育っていくのでしょうね。

歩く姿を、話す声を、ランドセルを背負う姿を、

見せて聞かせてくれるでしょうか。

 

今日からはいつ生まれても大丈夫な時期です。

お腹の張りはしょっちゅう感じますが、

不定期な上あまり痛くありません。

横になると消えてしまいます。

まだもう少しかかる気がします^^;

予定日まで三週間あるし、寒いからもうちょっと待とうね!

昨日から臨月

予定日まであと四週間しかない。

なんたか急に焦る気持ちが出てきました。

 

入院準備で足りないものはないだろうか。

医療費控除の書類くらい完成させたい。

冷凍食品やレトルト、シリアルのストックを増やさなきゃ。

スタイとよだれカバーにスナップをつけなきゃ!

 

いえね、そんなに時間のかかることじゃないし、

すぐやればすぐ終わるんですよね。

ただ気ばかり焦ってしまいます。

 

まだ赤ちゃんが下がっていないので胃が苦しく、

恥骨はメリメリ言いそうな勢いで痛み、

ちょっと動けばあっという間に疲れて、

この時期の妊婦生活はなかなか大変です。

でもどんなに身体がしんどくて大変でも、

生まれてからの方が遥かに大変なんだよなぁと

ぼんやり産後に思いを馳せます。

 

最近の体調としては、鼻血が時々出ます。

(ビックリします!)

おりものが増えました。

便秘はまだ続いています。

髪を洗っていても全く毛が抜けません。

(おかげですごい毛量です!)

肌がしっとりしてきました。

臨月っぽくエストロゲンが増えてきたかなという感じはありつつも、

出産準備まではいっていないようです。

 

先週の健診でも子宮口はぴったり閉じていると言われたし。

長男のときみたいに、予定日ちょい前までは持つのかな~と考えたりもしています。

毎日、まだ出てこないよ~出てきてよくなったら教えるからね!と話しかけて、

なんとか都合のいい日に出てきてもらおうとしています(笑)

産気付くのは夫が在宅しているときがベターだし、

入院中に海外在住の親友に来てもらえるように週末近くが良いし、

もし都内に雪が降っている日だったりしたら大変です・・・

推定体重はすでに2500gを超えたので、

37週になった途端に出てきてもいいのでしょうが、

心の準備的には予定日近くまで持ってほしいなという気持ちです。

 

さて、臨月を迎えた昨日は学生時代からの仲間と新年会でした!

予定を入れて外出するのは出産前最後だろうし、

座ってるだけでも疲れましたが楽しかったです。

女性メンバーからは代わる代わるお腹を触られ、

安産を祈られて帰ってきました。

皆、長男のお通夜お葬式に出てくれた人たちです。

お腹の子が男の子だと聞いて泣いてくれたり、

何も言わずとも支えてくれた人たち。

彼らにもいい報告をしたいです。

 

あー緊張する!

つるっと、するんと、出てきますように。

一周忌を迎える前に次の子が生まれるということ

タイトルのことですが。

賛否両論なんだろうなと思うんです。

いろんな声を、ネットで読んだから。

 

長男を亡くしたのは去年の3/17。

その後、幸運にもすぐ次の子を授かることができました。

次男の予定日は2/5です。

 

一周忌が来る頃にはたぶん、産褥期も明けて、

一緒に外出もできるようになっているでしょう。

無事に生まれてくれていれば。

あの子を亡くした辛い辛い日が来る前に、

次男に会えるわけです。

 

わたしは不妊症です。排卵障害があります。

だからすぐに次の子ができるわけがないと思っていました。

だからこそ、急がなければ。

誰に、何を言われてもいいと思いました。

 

次の子が来てくれなければ、もう生きていけない。

こんな喪失感を抱えて、

やっと授かった子を目の前で亡くして、

あの子の気配とグッズが溢れる部屋で、

夫婦二人で生きていけるわけがない。

しかも、不妊症で、しかも、もうすぐ35歳。

(現在はすでに35です)

急がなければ。急がなければ。

急がなければ・・・!

 

これが、長男を失った直後からわたしが考えていたことです。

辛くて辛くて涙に暮れて、

次の子を授かるために努力をすること、

病院通いの計画を立てること、

その希望でやっと自分を支えていました。

 

次男はまだ生まれていません。

お腹で元気に動いています。

わたしには長男だけをゆっくり悼む時間はありませんでした。

それだけのことです。

 

もしある程度の寿命を全うして死ぬときが来たら、

きっとわたし嬉しいと思うんですよね。

長男に会えるから。

それまで夫や次男と生きていく。

生きているから生きていく。

生きていくからには笑って過ごしたい。

 

そんな思いで今います。

出産はやっぱり怖いけど・・・やるしかないですしね。

きっとこの子がわたしに笑顔をくれると信じています。

さよなら人生最悪の年

大晦日なので、一応振り返ります。

今年はやっぱり最悪の年でした。

 

3/16までは、イライラしたり閉塞感はあったけど、

平凡で幸せな日常でした。

でもあの日から、全部変わった。

あの日までとあの日から、あの日を境目にして、

こんなに悲しくて辛いことがあるなんて、

頭では知っていても本当には知らなかった。

もう二度と元のわたしには戻れません。

産んで育てた息子を、目の前で亡くすなんて、

今でも信じられない・・・

 

でも、次男を授かれた年でもあります。

来年無事に生むことができたら。

きっといい年と思えるでしょう。

ただわたしの不安は、次男が長男の歳を越えるまで続き、

越えてからもぼんやりと長く続くのでしょう。

 

申年に嫌な印象がついてしまった。

厄が去る、病が去るなんて言いますが、

息子がこの世から去ってしまいました。

これから一生涯をかけて、

良い思い出で塗り替えていけたらいいな。

そう思います。

 

あと少しでさようなら2016!

皆さま、良いお年を。