妊娠中のこと②【妊娠糖尿病】
妊娠糖尿病と診断されたわたし。
産院から紹介された病院へ、出産までに4回ほど通うことになります。
幸い程度は軽いものだったらしく、インスリン注射はなし。
血糖値を上げない食生活と、その確認のための測定。
それがわたしのやるべきことでした。
血糖値は小さな針でパチンと指先をつついて血を少し取り、
測定器につけたチップに染み込ませて測ります。
測定器は借りても買っても大して値段が変わらず、
しかも特に高いものではなかったので購入。
針のセット、チップのセット、消毒綿なども一緒に購入しました。
使用済みの針は家庭ごみには出せないので、
ペットボトルに集めて次の通院で持ってきてください、とのこと。
細々した機器を見て、注射にならなくて良かったと思いました。
父方祖父が糖尿病が元で亡くなり、かなりの間自己注射をしていて、
お腹に注射しているのを何度も見たことがありましたが、
測定より遥かに大変だっただろうなぁと思います。
(それでも大福を10個とか食べてたおじいちゃん・・・
そりゃ糖尿病なるよ、自業自得。もはや本望だったでしょう)
それから血糖値を上げない食生活について。
いろいろ冊子やパンフレットをもらい、先生からも説明を受けました。
でもわたしは実は栄養士なので知識はありますし、
祖父の闘病を見てましたし、父も血糖値が高くて生活に気を付けています。
なので、やらなきゃいけないことと、そのやり方はわかっていました。
だから、一般的に妊娠糖尿病と診断された妊婦さんより、
かなり落ち着いていたと思います。
その落ち着きが先生には実感がないように見えたみたいで、
それはそれは熱心にお話しをしてくださいましたが、
わたし栄養士なんで全部知ってますとか言ったらウザいだろうと、
黙ってうんうんと聞いていました。
どっちが良かったのかな・・・
まあ、そんなこんなで食事制限と血糖値測定の日々が始まりました。
結果的に言うと。
血糖コントロール、うまくいきました。
息子は巨大児や低血糖にはならず、わたしも産後は元に戻りました。
妊娠糖尿病じゃなくても、誰にでも役に立つと思うので、
いちおう食事の気を付け方を書いておきますね。
血糖値の急上昇を防ぐためには、
・ドカ食いしないでちょこちょこ食べる
・食事の最初にサラダをたっぷり食べる
・主食は少なめに、麺やパンより米、米より玄米
・食事が終わったら少しでも体を動かす
これに尽きます。
外食もけっこうできますよ。
焼き肉やステーキ、お刺身や居酒屋メニューもいけます。
要は甘いものや炭水化物に気を付ければいいので、
楽しめないのはラーメンや丼もの、お好み焼きくらいです。
でも特に妊娠中は、主食をすべて抜いてはいけません。
脳の唯一のエネルギー、そして胎児にとって必要なエネルギーが糖です。
難しいですが、わたしにはローソンの低糖質パンシリーズが強い味方でした。
また子どもを授かることができたら、お世話になろうと思っています。
正産期を迎えた頃には息子の推定体重は3000グラムを超え、
エコーで測る頭囲はいつも数週ぶん大きくて、
積極的に体を動かして出す方向でいきましょう!とのこと。
それを受けて予定日が近付いてきた天気の良い週末、
重たいお腹を抱えて夫と3キロの散歩をし、足湯に入りました。
疲れ果てたけど帰りにとんかつをガッツリ食べ(ごはんは少しだけ)、
今日ので出てくるかなぁ、なんて話していました。
陣痛がきたのはその翌々日でした。
散歩、効いたかな。