天使の息子がひとりいます。

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天使の息子がひとりいます。

2016年3月、最愛の息子は1歳9ヶ月で突然この世を去りました。それまでと、それから。いろんな思いを綴ります。

このブログのタイトルについて

結婚している女性なら、きっと言われたことのある言葉があります。

「お子さんは?」

 

それを言う方の気持ちや事情、

言われる方の気持ちや事情。

本当に千差万別です。

 

わたしは結婚してしばらくは夫と二人で過ごすと決めていたので、

「いないんですよ。」

そう答えるのみで、何も感じませんでした。

にっこりと笑う余裕もありました。

 

でも子どもが欲しいなと思って、

お腹に来てくれる日を待つようになってから、

その問いはわたしを責めるものに変わりました。

「いないんですよ。」

そう答えるわたしは、劣等感に満ちていました。

その後さらに追いうちの言葉をかけてくる人には、

あいまいな笑顔と生返事で自分を守りました。

 

息子を妊娠し、生み、子育てをしていると、

もうあの質問のことを考えることもありませんでした。

すべてが初めての、育児にいっぱいいっぱい。

幸せと、イライラと、笑顔と、心配に満ちた日々。

でも、失ってしまいました。

 

「お子さんは?」

昼間家に閉じこもっていると自分を責めるばかりで、

いずれまた通院するときの治療費も稼ぎたくて、

とあるパートに応募しました。

面接では急な残業にも対応できると、お伝えしました。

時間のシフトも、どの時間帯でもいいと。

それでも最後の最後に聞かれました。

 

「いません。」 

いないから、そう答えました。

 

「いましたが亡くなりました。

職歴の空白の部分は出産と育児の期間です。」

本当はそう言えたらよかったけど、

泣いてしまいそうで言えませんでした。

そう言えるようになるまで、応募するべきじゃなかったのか・・・

結局そのお仕事はご縁がありませんでした。

 

本当はいたんです。

可愛い息子がいたんです。

だからせめて、心の中でこう答えようと思って、

ブログのタイトルにしました。

ここを読んでくださっている方にも、

同じ気持ちの方がいらっしゃると思っています。

ただ、なかったことに、いなかったことに、したくないだけなんだ。

 

わたしには、

天使の息子がひとりいます。