天使の息子がひとりいます。

天使の息子がひとりいます。

2016年3月、最愛の息子は1歳9ヶ月で突然この世を去りました。それまでと、それから。いろんな思いを綴ります。

泣いてもいい場所

ひさしぶりに、遺族会に参加してきました。

次男坊は夫とお留守番です。

妊娠中と子連れでは行けず、

完全母乳だったため生まれてからも離れられずに行けず、

やっとの思いで3回目の参加。

実に1年9ヶ月ぶりでした。

(調べて気がつきました、1年9ヶ月…長男が生きた年月です)

 

わたしはもう、ほとんど泣くことはありません。

何かの拍子に涙ぐむことはありますが。

長男を失ってすぐの頃のように、あんなふうに泣くことはなくなりました。

それなのに、あの場にいると、何かのスイッチが入るようで…

他の方の話を聞くだけで涙がこぼれ、

話し始めるともうとめどなく泣けてきて、

全然うまく話すこともできません。

直近でつらい経験をされた方も泣きながらもきちんとお話されているのに。

お恥ずかしいです…

落差が凄すぎて、そんなに普段自分は抑圧されているのか?と心配になります。

でも、思い返しても、普段泣かないよう、悲しまないよう、我慢なんてしていないんです。

特に我慢はしていないけど、

…失くした子のことだけ考えていられるのはあの場だけ。

だからなのかな?と思います。

わたしの中で泣いてもいい場所になっているようです。

だけどもっとちゃんと長男のことを話したい!

ので、またちょくちょく参加して、

だんだん泣くことにも慣れていきたいです。

 

でも、泣けるのがあの場所だけだからと言って、

長男の話をしていないわけではありません。

むしろ、我が家の会話にぽんちゃん登場し過ぎ疑惑です…!

夫との会話では長男に全く関係ないことも

「そんなことないよねー、ぽんちゃんねー」

と同意を求めつつ締めくくることばかりだし、

次男がそろそろ一人立っちできそうなのを見ては

「こらぽんちゃん、あなたやる気なかったでしょう!?」

ととばっちりで怒られたり(笑)、

同じくらいの年の差の兄弟を街中で見かけては

「今ごろあんな感じかなぁ?」

と夫婦で話します。

とにかくナチュラルに会話に出てきます。もうそこにいるみたいに。

リビングにどーんと長男コーナーが鎮座ましましているのもあり、

いつでも一緒にいる気分なんですよね。

次男を寝かせるときも、ぬいぐるみ達とお兄ちゃんにおやすみなさいします。

次男もきちんと長男コーナーに向かってバイバイします。

いつまでもどこにいても家族の一員。

そんなふうに大切にしていきたいです。

 

ひさしぶりに都心に出て人混みにもまれ、

たくさん泣いて疲れました。

そんな日の翌朝に限って次男くん、超早起きしてくれてありがとうね\( ˆoˆ )/